TB's Defocus Filter
version 0.30
Coded by Y.Ume/Tabo, 2003.10.26


【概要】

2D画像に対しピンぼけ処理を実行する為のプログラムです。
絞り形状の指定が可能で、一律にぼかす以外にZ値画像を指定しての擬似的な被写界深度の実現も可能です。

 

【動作環境】

Windows9x/NT (Intel platform)

 

【画面説明】

@ プレビュー関連設定
現在の設定でプレビューを実行する為の画面です。プレビュー枠内はドラッグする事でプレビューしたい個所を変更できます。

A 絞り形状及び基本設定
Defocus Filteの基本パラメータを設定します

Paint density

点描の描画濃度を指定します。0〜1.0(100%)が設定できます

Gamma scaling RGBを処理する前にGammaカーブによる補正を行います。
元々光学とは何の関係も無いアルゴリズムなので物理的な意味はありませんが、点描の硬さをコントロールできます。
Blend with source image

点描の結果濃度が100%に満たない領域を元のイメージと合成します。

※擬似被写界深度を使用する場合はこのチェックをオンにしておかないと、正常な結果になりません。

 

B 擬似被写界深度設定
擬似被写界深度機能の設定を行います。別画像のグレイスケールをZ値として擬似的に被写界深度を表現します。

Use DOF with ZMask

擬似被写界深度(DOF)の使用を指定します。
本機能はこのチェックを行った後、実際に"Load ZMask"ボタンでZ画像を読み込む事で有効になります。

Threshold ピント位置をグレイスケールの値によって指定します。ここで指定した値から離れるほどぼけが強くなります。
Dist. scaling 距離によってどの程度ぼけが強くなるか、を指定します。この値は"Threshold"から輝度が255離れた時、ぼけ形状が元の絞り画像サイズの何倍になるかの倍率を指定します。

 

C メイン画面
メイン画面です。全ての設定が完了したらEditメニューのDefocusから画像全体に対する処理を実行します。

 

【その他・制限事項】

 

【再配布・要望・著作権等】

作者の面倒にならない範囲であれば営利であろうが非営利であろうが、再配布であろうが好きなように扱って下さって構いません.
バグレポートは歓迎しますが、ユーザーインターフェイスの改善等は、元々自分用ツールである為、必要と判断しなければ実行するつもりはありません.

 

【備考:アルゴリズムについて】

2003年10月現在 IrisFilterが特許出願中(特開2001-216513)、との事ですので相違点を挙げておきます。

本プログラムで使用しているのは所謂ありきたりの点描のアルゴリズムです。
元画像のピクセルを走査し得られたRGB値、絞り形状BMPを乗算して転送先に描画、描画時には転送先バッファと転送ピクセルの最大値を値としています。またそれだけでは硬くなるので最大値を取る時に描画点の透明度を指定しています。

上記の点から本ソフトでは既存のアルゴリズムを応用しており、該当特許出願明細(特開2001-216513)を通読するに各クレームには抵触していないと認識しております。

 

【開発履歴】

v0.10 友人の掲示板での話題に合わせて1日ででっち上げ(ネタとしてのみ一部に公開、一般非公開)
v0.30 プログラムの効率化、擬似被写界深度機能追加、インターフェイス整備等、一般公開バージョン

 


Yu Umebayashi / Tabo
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ソフト内のドキュメントには記載しておりますので、御用の方はそちらまでお願いします.